施工事例が掲載されました。【輸入壁紙のテシード様】
2022年10月に開催された東京ショーハウスに参加した展示が、施工事例として輸入壁紙のテシード様ホームページに掲載されました。
また、広島県インテリアコーディネーター協会のホームページ、インテリアビジネスニュース11月10日号にも掲載されています。
燃える様に真っ赤な茶室です。
のぞいて見ていただけると とても嬉しいです。
広島県インテリアコーディネーター協会 ICのお仕事<会員によるコーディネート実例>
インテリアビジネスニュース11月10日号 【注目のイベント】TOKTOY SHOW HOUSEを青山で開催
せっかくなので この展示が出来あがるまでをご紹介します。
8月下旬、現地下見
約2時間だけ下見が出来ました。お借りするので時間の制限がありました。
構想を膨らませたり、採寸したり。
事前に写真だけを見せていただいて、ボンヤリとしたイメージだけ持って現地に行きました。
奥に見えるキッチンが担当するブース
テーマは「リアルって何?」
茶室とすることに決まったのは9月半ばでした。
キッチンをガラリと変えよう!
茶室を見慣れたイメージとかけ離れたモノにしよう!
人間のリアルな心情を色で表現しよう!
それから、どの壁紙を使うか、障子は建具さんに作ってもらうか、茶道具もレンタルするか自前か。
開催まで1ヶ月。走り出しました。
材料選び
テシード様には「ゴッホの壁紙」と「月の壁紙」を御協賛いただき、
特に月の壁紙は世界中の在庫を調べてフランスから輸入していただきました。
船便なので時間がかかるのですが、担当様が運ばれる様子を見てくださり、「今朝、港に入ったので税関を通ったらすぐに発送手配します」
リミットギリギリで間に合うことが出来ました。
三協アルミ様には、和障子ワデリアを御協賛いただきました。
受注生産なので、展示に合わせて、何枚建か 荒間か吹き寄せか 色 縦横寸法 枠見込み寸法などの打ち合わせをしました。
4枚建て(引違い4枚のこと)にしました。
荒間と吹き寄せは桟の間の大きさの違いで、荒間は広く、吹き寄せは狭いもの。今回は荒間としました。
枠見込みは、建具全体の枠の幅のことです。
忘れてはいけないのは、大きなモノはどうやって搬入するかです。

エレベーターに入るのか、入らないときはどうするかも考えておかないとなりません。
エレベーターに入る予定だったのですが、実際には搬入時間にエレベーター使えず、
幸い職人さん方が外階段からリレーで運び入れてくれました。
両社様には短い時間に打ち合わせや材料の納品など本当に助けていただきました。
茶道具は10日間レンタルするととても高かったので、足りないモノは買いたし、すべて私物を自宅から発送する事にしました。
いざ、施工
そして、10月22日の開催に向けて、3日間で施工です。
最大の注意点は、お借りしている「安藤忠雄」の建物や設備、備品に傷一つ付け無いこと。
当たり前だけど、釘を打ち込む、糊で直に貼る は御法度です。
ここでは工務店さんがいい仕事してくれました。
デザインは下見の時とは全く違うものにしなければならなかったので、必要な寸法が測れていないところが多くありました。
ざっくりした採寸だったのにLINEや電話で何度も連絡を取りながら打ち合わせ、とても丁寧で誠実なお仕事で当日はバッチリ作っていただきました。
会場の他の造作もされるので私のブースに掛ける時間はとてもタイトです。
事前に月の壁紙の壁に貼り付や、他にも造作出来るものは作っていただきました。
事前に工務店さんでボードに貼り付けして現地に運び込み。
障子と月の壁紙を建てる壁とカウンター下はベニヤを突っ張り棒的に建ててあります。
突っ張り棒的なモノで、床や天井に傷を付けないように壁を立てる
カウンターを造作
水栓は残ってしまう
ゴッホの壁紙を貼り付け
私物の屏風にもゴッホの壁紙を貼って
お花:5番地をデザインされた F.I.N.D. UNIT の フラワーデザイナーHarunaさんが、私が会場に行けない日は毎日手入れをしてくださったお陰で
会期中ずっと活き活きと存在してくれました。
中央に飾った樹木は、日々枯れていく様をリアルの表現としました。
妖艶な香り
アロマフレグランスデザイナーの中口桂子さんが、ブースのイメージから作ったフレグランスをプレゼントしていただきました。
小物をスタイリング 中口桂子さんは着付けもされるそうで帯も素敵に結んでいただきました。
自宅から持ってきた茶道具達 水栓も道具に溶け込んで。見えないけれど釜のなかには風炉のお炭も組んであります。
photo 大中啓
普段は人物は撮らないフォトグラファー大中さんにお願いして(苦笑されてました)、私も一緒に撮っていただきました。
施工事例を掲載していただいたご報告と、展示が出来上がるまでをご紹介させていただきました。
たくさんの方との出会いがあり、たくさんの方々に助けていただき イベントに参加するのは感謝とワクワク感でいっぱいになります。
また、機会があればイベントに参加していきます。